・鉛筆/シャーペン/消しゴム/練り消し:下書きに使う。
・紙:詳細は後述。
・アルコール系マーカー:今回彩色に用いる画材。コピックスケッチばかり持っていますが最近トリアパントンマーカーを買い始めました。と云っても今回使うのはコピックのみ。
・カラーレスブレンダー:ボトル入りのバリオスインク。無色透明のアルコホォル。コピックで塗った上から垂らすととろけてひろがってにじむ。
・ペン:今回はコピックマルチライナーを使用。
・資料:私はこれがないと何も描けません。
湧いてきた衝動をどう絵にするか考える。どんな資料が必要か考える。何となくの色彩くらい考える。
取り敢えず持っているものの中から。時間があれば新しい紙を買いに行ってもいいかも。今回は現在実験中のアルビレオ水彩紙をば。実験中なため、今回ちょっと計算誤りました。この紙がこんなに発色深かったなんて……
資料を参照しながら、Bとかの鉛筆でざっと形を取りつつ細部をシャーペンで取っていきます。本番の紙に直接がしがし。線だけでは形が取れないので軽く陰影を附けながら。こうすると塗りが入った状態もシュミレーションしやすいです。
今回は服の模様に難渋しました……ちなみに服は中世基調ですがボトムスはズボン。
しかし何故か、この作業だけで10時間近くかかっています……遅
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マルチライナーの黒00.3とか0.1とか0.8とかセピア0.03とか使ってペン入れ。こういう絵の場合線はあまり重要でないので強弱なんて知りません。黒くなる処なんて後で見えなくならないようにゴリゴリと。情趣もへったくれもなく。それから鉛筆線をげそーって消す。陰影がなくなるとまぬけになって焦りますが塗れば平気な筈だから気にしません(ラフのコピーくらい取っておくといいかも知れません)。いちばん暗くなる処に黒BMでベタを入れます。
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↑の作業が終わるまでには必要な色を揃えておきます。なければ買う。ちなみに今回は時間がなかったので若干妥協してます。
スケブの片隅に左図のようなものでシュミレーション。これは完成図というよりは、下塗りの色彩計画。この上に塗り重ねて茶色くすればいいなあと思ってました(が、紙の発色が思いのほか深くて予定よりだいぶ暗くなりました……)。
最終的には53色使いました。
全体にE41(Pearl White)で下塗りした上からE43(Dull Ivory)、E71(Champagne)で陰影を施す。
下塗り第1段階は細かいことは気にせず、色彩計画に沿って中くらいの明度の色で好き勝手に塗る。使ったのはB23(Phthalo Blue)、BG32(Aqua Mint)、BG72(Ice Ocean)、BV04(Blue Berry)、BV13(Hydrangea Blue)、E43、E74(Cocoa Brown)、R32(Peach)、V06(Lavender)の9色。
↑の上から全体にカラーレスブレンダーをかける。容赦なくボトボトと。これやるときは下に敷く紙数枚と換気が必須です。
以下このような作業を繰り返して下地を作っていきます。
下地第2段階。暗い色を重ねる予定の処は下地が目立たなくなるので、↑の色で極彩色(?)気味にします。遊びすぎは駄目ですが。少年の肌にV000(Pale Heath)、BV11(Soft Violet)、BV23(Graysh Lavender)で少し手を入れる。ほか潰したくない処は0(Colorless Blender)で擦ると多少復元できます。
全体に色の印象がごちゃごちゃしていたので整理。その上からE74、E41の茶系で調整し、ブレンダーをかけてから下地終了。
次は本塗りに入ります。